1985年、アフリカの飢餓と貧困層を解消する目的で作られたキャンペーンソング「We Are The World」。
人種・性別・年齢・ジャンル、あらゆる壁を飛び越えて集まったアメリカのスーパースターたちによって世に送り出された名曲です。
「We Are The World」は6,300万ドルの収入になり、すべての印税はチャリティとして寄付されました。
「世界一の歌」「奇跡の一曲」とも称されるこのチャリティーソングの主要メンバーは、どのような個性だったのでしょうか。
主要メンバーを、個性學(個性学)の視点から見てみます。
「We Are The World」制作の背景
1984年、イギリスBBC放送の “エチオピアの大飢饉” スクープ報道を受けて、イギリスのミュージシャン・ボブ・ゲルドフ氏の呼びかけにアーティストが集結しました。
アフリカの飢餓救済のためのプロジェクト「バンド・エイド」が結成され、「Do They Know It`s Christmas?」を発売し、利益のすべてがエチオピアに寄付されました。
その行動にアメリカが誇るスーパースター ハリー・ベラフォンテ氏は触発され、
「今、自分たちのできることを最大限発揮して、世界一のチャリティーソングを作る!」
という強い決意が生まれたそうです。
作詞作曲はマイケル・ジャクソン氏とライオネル・リッチー氏が共作。
プロデュースはクインシー・ジョーンズ氏が担当。
そして著名アーティスト45名が参加することに。
「USAフォー・アフリカ」として集結し、曲を完成させます。
しかし実は、レコーディング当日は「アメリカン・ミュージック・アワード」の終了直後。
そのためか、出演者たちのあいだには当初は緊張感が少なく、この曲の持つ重要性を忘れはじめていたそうです。
この状況にボブ・ゲルドフ氏は大激怒し、アフリカで起こっている惨状を出演者たちに語りました。
話が終わる頃にはミュージシャンたちの目の色は変わり、中には涙を浮かべている者もいたそう。
特にダイアナ・ロス氏は、その場に泣き崩れていたと言われています。
その後のリハーサルでは、想いを伝えたボブ・ゲルドフ氏が「真剣さに圧倒された」と語るほどだったそうです。
(Wikipedia参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィ・アー・ザ・ワールド
https://ja.wikipedia.org/wiki/USAフォー・アフリカ
個性學でみる「We Are The World」主要アーティストの個性と役割
◆提唱者:ボブ・ゲルドフ氏「城志向 実益型」
「城志向 実益型」は、その場その場の状況に応じて打つ手を考え、何がなんでも成果を出す役割です。
アフリカで起こっている惨状を語ったボブ・ゲルドフ氏のおかげで、出演者らの目の色が変わり心がひとつになりました。
プロジェクト成功のために、その場の状況に応じて「城志向・実益型」らしいリーダーシップを発揮したエピソードと言えます。
◆構想:ハリー・ベラフォンテ氏「大物志向 努力型」
「大物志向 努力型」は、自分の組織が大きくなる可能性や、拡大するために多機能化と総合化を実現する役割です。
◆作詞・作曲:マイケル・ジャクソン氏「城志向 実益型」
「城志向 実益型」は、その場その場の状況に応じて打つ手を考え、何がなんでも成果を出す役割です。
◆作詞・作曲:ライオネル・リッチー氏「大物志向 努力型」
「大物志向 努力型」は、自分の組織が大きくなる可能性や拡大のために、多機能化と総合化を実現する役割です。
◆プロデュース:クインシー・ジョーンズ氏「城志向 夢想型」
「夢想型」は、夢・ロマンを大切にし、長期的なゴールを描く才能があります。
個性は「役割」と言われています。
誰かの役に立ちたいとき、目的を達成したいとき、社会の中で何か貢献したいとき、最も自分の個性は輝きだします。
世の中が乱れている時に、発揮できる個性もあれば、世の中が平和な時に、発揮できる個性もあります。
あなたの才能が輝くのは、どんなときでしょう?
そして、どんな場所に身を置くことで、最も発揮できるのでしょうか?
個性學を知ることは、その「道しるべ」を手に入れるきっかけになります。