「こんまり流ときめき整理収納法」を編み出し、アメリカの雑誌『TIME』で「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた「こんまりさん」こと近藤麻理恵さん。
今回は、近藤麻理恵さんと夫の川原さんが世界で大活躍した成功の秘訣を、個性學(個性学)から紐解いてみます。
近藤麻理恵さんの個性「城志向 独自型」
近藤麻理恵さんは、5歳のときから『ESSE』や『オレンジページ』等の主婦雑誌を愛読し、中学3年のときにベストセラー『「捨てる!」技術』を読んで開眼。
以来、本格的に片づけ研究を始めたそうです。
大学2年の時にコンサルティング業務を開始。
「こんまり流ときめき整理収納法」を編み出し、「一度習えば、二度と散らからない」ことが評判となり、口コミだけで顧客を広げていきました。
2011年に出版した『人生がときめく片づけの魔法』をきっかけにさらに活躍の幅を広げ、今や世界32カ国で翻訳されています。
片付け歴はなんと30年以上です。
近藤麻理恵さんは、1984年10月9日生まれ。
個性學では「城志向 独自型」です。
個性6分類では「己型」という型に分類され、自分らしく自分の信じた道をひたすらブレずに突き進むことができる素晴らしい才能があります。
また「城志向」のなかでも特に「独自型」は、オンリーワンの独自性あるものを創ることが得意。
モノを疑似感化して対話し、「ときめき」を軸にしたオリジナルの「こんまりメソッド」を生み出し、「片づけコンサルタント」という新しい職業を確立させたのも、個性を発揮された結果といえます。
夫の川原さんは、世の中に広めることが得意な「大物志向」
こんまりさんの継続により積み重ねられた 実力と信頼 は、顧客からの「本を書いてみてはどうか?」という提案に繋がりました。
そしてその「本」によって、「こんまりメソッド」は世の中に広がっていきました。
最初の拡大部分を担ったのは「本」でしたが、もうひとつ大切な要因がありました。
夫の川原卓巳さんです。
「城志向」(こんまりさん)は、良いものを形にすることに優れる才能に長けています。
その形になったものを世の中に広めるのは、「大物志向」が得意です。
夫の川原卓巳さんは、「大物志向」なのです。
夫・川原さんは、こう仰っています。
彼女(こんまりさん)は、世界に向けてメッセージを届けることに長けた作家です。私はビジネスを創り出し、ネットワークを広げることを得意としています
また夫・川原さんは、明るい性格を活かしジョークを飛ばして場を和ませるなど、現場でもこんまりさんを全面的にサポートされているそう。
こんまりさんは本来とても内向的で、大勢の前に立つことが得意ではないそうで、
卓巳は本当によく助けてくれます
と、夫の川原さんに感謝の言葉を述べておられます。
こんまりさんの使命「ときめきを生むものを選択する手助け」に共感し、お互いの才能を活かし合いながら2人で進んでいったことが、世界に認められるほどの大成功をおさめられた大きな要因ではないでしょうか。
才能はひとりで発揮することはできない
個性(才能)は、決してひとりで発揮することはできません。
顧客やチームや会社、社会の中で、個性(才能)を発揮して役立った結果、最も輝いていきます。
そしてサポート・協力してくれる人達が集まり、集まった人たちも個性(才能)を発揮していくのです。
得意なことを徹底的に極め、価値を創り高め、必要としている人に提供し続けてきたこんまりさん。
その「価値」が伝わり、夫の川原さんをはじめとする協力者、チャンスが次々と引き寄せられました。
一人ひとり生まれながらに持っている才能が、出逢った人と共にさらに輝きを増していく。
これからの時代に求められる「個性を発揮する生き方」となりそうですね。