こんにちは!「個性學メディア」編集部です。
「なんであの子は、やる気がないんだろう…」
「もっと頑張ればいいのに…!」
という疑問を感じること、ありますよね。
仲間のやる気を引き出したいとき、
自分が「やる気になる言葉」を相手にも同じように伝えていませんか?
実は、3分類の個性によって、やる気になるポイント「何のためにがんばるか?」は、全く異なります。
スタッフにどんな言葉をかければ、やる気に溢れて自主的に 動きたくなる のでしょう?
今回の事例は、
職場で突然「資格の取得」を命じられたスタッフが、どんな言葉でやる気になったのか?
実際に体験した事例をもとにご紹介します。
3つの個性によって異なる やる気ポイントと 響く言葉 がわかりますよ!
こんな方におすすめ
- やる気のない部下や仲間がいる
- メンバーのやる気を引き出して、プロジェクトを成功させたい
明日からすぐに実践できる内容です!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
メンバーのやる気を引き出したいのに、言葉が届かない!なぜ…?
リーダー:城志向(資格取得済)
部下 Aさん:人志向
部下 Bさん:大物志向
Aさん(人志向)とBさん(大物志向)は、ある日突然、会社から「資格試験を受けるように」と命じられました。
2人とも「本当にやらなきゃいけないのかな、できればやりたくない…」と後ろ向きの様子。
そんな彼らを見て、リーダー(城志向)は、あれこれ言葉を変えてやる気を引き出そうと奮闘していました。
と、資格取得の メリット を伝える「城志向」のリーダー。
時には、
と、競争心 を搔き立てるように伝えてみたり。
しかし「大物志向」「人志向」の部下には、あまり響いていない様子です。
「城志向」のやる気ポイント:自分のために
そんな状況を見かねて、個性學を日頃から活用している私(編集部員)は、リーダー(城志向)に、尋ねてみました。
「城志向」は、自分のために 頑張ります。
仕事では、実力・お金・楽しさ を求め、近くに切磋琢磨できるライバルがいると成長します。
「城志向」のリーダーにとっては、資格を取得した目的は明確で(自分のためになる)、しかもやる気になれる環境(ライバルがいる・収入に繋がる・実力がつく)が揃っていたのです。
「人志向」のやる気ポイント:みんなのために
次に、社内でこれまでに資格を取得した方々の個性を分析してみました。
すると、なんと半数以上の取得者が「人志向」という結果。
その「人志向」のうちの数人に、やる気になったポイントを聞いてみると、共通点が浮かび上がってきました。
それは、
信頼している社長から
「頼むよ!会社には、資格取得者があと○○人必要なんだよ」
という言葉をかけてもらったこと
だったそうです。
「人志向」は、口々にそう話してくれました。
「人志向」は、みんなのために 頑張ります。
仕事では、「あなたがいてよかった」と言われる承認 を求め、信頼できて自分をわかってくれるパートナーがいると成長します。
「城志向」が使ってしまいがちな「稼げる」「勝てる」という言葉には、あまり気持ちが動かないようです…。
「大物志向」のやる気ポイント:組織のために
そして、資格取得済の「大物志向」さんにも、やる気になったポイントを聞いてみました。
「大物志向」にとってやる気になった言葉は、社長がかけた次のような言葉でした。
- 「これから新しい事業を 展開 していくために、会社としては、資格取得者の人数をあと○○人増やす必要がある。」
- 「業界初の試みだから、実現できたら 話題になるよ。」
- 「初受験で合格したら スゴイ よね。でも○○さんなら合格しちゃうかもね!」
「大物志向」は、組織のため に頑張ります。
ここで覚えておきたいのは、「大物志向」と「人志向」の " みんなのために" は、概念が全く異なるということ。
「人志向」の ”みんな” = 自分の周りにいる人たち
「大物志向」の”みんな”= 組織全体(自分が会ったことがない人も含みます)
「大物志向」は仕事では、達成感や結果を出すことを求め、大きな目標があると成長します。
自分が組織の可能性を広げることに喜びを感じて、さらに期待以上の結果を出して「すごい」と言われたい。
その想いが、やる気に繋がったようでした。
まとめ
大切にしていること、仕事に求めること、成長する条件は、個性によって違います。
「城志向」には「城志向」のやる気ポイントや成長条件があり、
「人志向」には「人志向」のやる気ポイントや成長条件があり、
「大物志向」には「大物志向」のやる気ポイントや成長条件があります。
仲間や部下の個性を把握して声掛けを行うことが大切なんだな…と、改めて実感した事例でした。
個性學を活用した部下や仲間への声かけ方法、
ぜひ明日からのコミュニケーションに活用してみてくださいね!
また、自分のことはわかっていても、自分の「個性」は、思っている以上にわからないもの。
自分自身が目の前の課題に対して無理なくやる気になる方法、
楽しく取り組めるようになる方法を知るためにも、
個性學は活用できます。